(23)意義深い「八月十五日」に感じたこと

(23)意義深い「八月十五日」に感じたこと

きのう八月十五日は、一般に「終戦の日」と称される。しかし、厳密にいえば、ポツダム宣言の受諾通告は前日の十四日であり、対連合国降伏の文書調印は九月二日である。 さらに「戦争状態」が終結したのは連合国軍の対日占領統治が終結し[…]

(22)モラロジーの教育者研究会と冷泉家の乞巧奠

(22)モラロジーの教育者研究会と冷泉家の乞巧奠

モラロジー研究所では、半世紀余り前から「教師自身の向上を通じて道徳教育の充実と発展に寄与する」ため、文部(科学)省と各地教育委員会の後援をえて、毎年夏休み中に「教育者研究会」を開催し続けてきた。 その第五十一回教育者研究[…]

(21)「みたま祭」と祇園祭の再発見

(21)「みたま祭」と祇園祭の再発見

靖國神社「みたま祭」の賑い 台風が過ぎて爽やかな十六日(木)、朝早く柏のモラロジー研究所に出勤。昼ころM新聞社のベテラン記者が来訪され、皇室問題について懇談。夕方、同僚の若い研究員H氏と靖國神社に参拝した。 当日は十三日[…]

(20)富岡製糸の偉業から学ぶこと

(20)富岡製糸の偉業から学ぶこと

昨日(六月二十一日)名古屋のNHK文化センターで「皇室の伝統と日本文化」というテーマの集中講座(三時間)を務めてきた。土曜日のせいか来聴者が多く、休憩時の質問レベルが高いのにも感心した。 その初めに、昨日夕方、ユネスコ委[…]

(19)「山の日」は有意義、八月十一日は無意味

(19)「山の日」は有意義、八月十一日は無意味

「国民の祝日に関する法律」で定められる公的祝日は、現在年間十五日ある。これは世界各国のナショナル・ホリディが十日前後というのに比べて、かなり多い。 しかも、このたび新たに「山の日」と称する祝日が加わることになった(本日国[…]

(16)『日本年号史大辞典』の編纂余話

(16)『日本年号史大辞典』の編纂余話

数年前から進めてきた共同研究の成果を、最近ようやく公刊することができた。それは、「大化」から「平成」まで千三百年以上にわたり、日本で独自に作り全国で使われてきた247の公年号に関する多彩な研究を集約した『日本年号史大事典[…]

(15)東日本大震災から何を学びえたか

(15)東日本大震災から何を学びえたか

この三月十一日、あの東日本大震災から満三年を迎える。 平成七年(一九九五)一月十七日の阪神淡路大震災にも驚いたが、東日本では未曾有の大地震に伴い、大津波と福島原子力発電所の爆発という大惨禍まで重なった、という厳しい現実を[…]