あれから三十年、記憶を記録にする意味
あれから三十年、記憶を記録にする意味 京都産業大学名誉教授 所 功 「震災は忘れた頃にやって来る」と語っていたと伝えられる寺田寅彦は、大正十二年(一九二三)九月一日に起きた「関東大震災」の実態を日記に詳しく記している([…]
主筆の所が最近考えていることを中心に、あれこれと心に浮かぶまま書き綴ります。時事随想拾遺。
あれから三十年、記憶を記録にする意味 京都産業大学名誉教授 所 功 「震災は忘れた頃にやって来る」と語っていたと伝えられる寺田寅彦は、大正十二年(一九二三)九月一日に起きた「関東大震災」の実態を日記に詳しく記している([…]
大御歌に観る昭和天皇の歩み 京都産業大学名誉教授 所 功 「昭和百年」を振り返る 今年(二〇二五)は「昭和百年」にあたる。この機会に昭和天皇・昭和時代を振り返る企画が、すでに有力な紙誌などで行われているが、さらに色々[…]
「皇室典範」の改正試案を実現する具体策 京都産業大学名誉教授 所 功 この一年間、皇室に関しても、様々な難しい問題点が浮き彫りとなり、その永続に資する「皇室典範」改正は遅々として進まない。 そこで、来年こそは典範改正を[…]
富士の霊峰を仰ぎ長寿に感謝 京都産業大学名誉教授 所 功 本日(十二月十二日)健やかに満八十三歳の誕生日を迎えた。幼いころ病弱だった私が、岐阜で野育ちするうちに丈夫な体となり、日本人男性の平均寿命(八十一歳余)を越すに[…]
皇統永続の可能な方策実現に向けて 京都産業大学名誉教授 所 功 皇室構成者の現状と減少の危機 はや師走に入り、本日(一日)「愛子さま」が健やかに誕生日を迎えられた。ついで、この二十三日に、上皇(平成の天皇)陛下は、満九[…]
九十歳代の上皇・上皇后両陛下に学ぶ 京都産業大学名誉教授 所 功 この十月二十日、上皇后美智子さまは、満九十の寿を迎えられた。半月前(六日)に仙洞御所で転び右大腿骨が折れ手術を受けられたが、順調に回復されリハビリに励ん[…]
宮中雅楽の演奏会に感銘 (扉写真:宮内庁インスタグラムより) 京都産業大学名誉教授 所 功 皇居の東御苑には、宮内庁式部職の「楽部」がある。ここに勤める楽師三十数名は、数百年前から雅楽を家職にし[…]
「帝王学」(天皇教育)の来歴 所 功 ある全国紙の編集リーダーから「帝王学」についていくつかの質問取材を受けた。紙面にはごく一部しか出ないだろうと想われるので、用意した回答要旨のメモをここに掲載しておこう。 Q1 天皇[…]
昭和三十二年の植樹祭行幸啓と岐阜県御視察 所 功 小田原へ移り住んでからも、毎年秋のお彼岸前後に、生まれ育った郷里の岐阜県揖斐川町へお墓参りに帰り、小中学校の同級生たちと軽食を共にしてきた。 また[…]
ふるさと(西美濃)文化の再発見 京都産業大学名誉教授 所 功 七十歳定年で三十一年間勤めた京都産業大学を退き、モラロジー研究所へ転じた私は、生まれ育った岐阜県(揖斐川町)から、娘家族の住む小田原市(国府津)へ居を転じた[…]