(13)師走の重要な出来事三題

(13)師走の重要な出来事三題

歳末の十二月を「しはす」という。それは「為し果つ」「成し終る」意(紫門和語類集)と解してよいと思われるが、一般的には「師走」の字を充て「お取り越し経を読むため、法師が門徒の家を走り廻る師馳す」義(奥義抄・名語記)と説かれ[…]

(12)「大切なことを学ぶ会」済州島訪問と基調講演-その4

(12)「大切なことを学ぶ会」済州島訪問と基調講演-その4

その四 済州島の見学と論議 今回の済州島(道)訪問は、わずか二泊三日であったが、予期以上の成果をえられた。それは御世話役の向井征氏が、約三十年前からJC・BS・RCの同島友人たちと親交を重ねてこられ(同氏は済州道の外国人[…]

(12)「大切なことを学ぶ会」済州島訪問と基調講演-その3

(12)「大切なことを学ぶ会」済州島訪問と基調講演-その3

その三 帰国後の二週間あれこれ 済州島から帰って、直ちに訪問記を書き上げたいと思ったが、以後二週間いろいろなことに時間をとられた。しかし、それも一々意味のある用務で、参加しえたことを有り難く思っている。 たとえば、十月二[…]

(12)「大切なことを学ぶ会」済州島訪問と基調講演-その1

(12)「大切なことを学ぶ会」済州島訪問と基調講演-その1

その一 訪問のいきさつ この十月は、我ながら驚くほど忙しい。とはいえ、えがたい機会に恵まれ、感謝している。その一つが初めての済州島訪問である。 十九日(土)は、朝早く上京し、靖国神社の秋季例大祭第二日祭に参列。崇敬者総代[…]

(11)伊勢神宮の式年遷宮にちなむ覚書-後編

(11)伊勢神宮の式年遷宮にちなむ覚書-後編

その五 新宮への早朝参拝と京都の会議 翌三日朝、早起きをして六時ころ宇治橋の辺りまで行くと、すでに五時の開門前から沢山の人々が新宮への参拝に続々と集まり、ずっと先まで一杯に連なっている。これでは容易に先へ進めないと思い、[…]

(11)伊勢神宮の式年遷宮にちなむ覚書-中編

(11)伊勢神宮の式年遷宮にちなむ覚書-中編

その三 浄闇の遷宮を特別奉拝した感銘 宮中の新嘗祭・大嘗祭や神宮の三節祭(神嘗祭と6月・12月の月次祭)および遷宮祭は夜分”浄闇”の中で執り行われる。しかも、遷宮祭の場合、祭儀に奉仕する人々(祭主・大宮司以下の神職)は、[…]

(11)伊勢神宮の式年遷宮にちなむ覚書-前編

(11)伊勢神宮の式年遷宮にちなむ覚書-前編

今なお「お伊勢さん」と親しみをこめて呼ばれる公称「神宮」において、第六十二回目の式年遷宮が斎行された。この御遷宮について私なりに関わりえたこと、また特に感じたことの若干を、ここに略述しておこう。 その一 遷宮準備の祭儀・[…]

(10) 8月15日の靖国神社と戦没者追悼式

(10) 8月15日の靖国神社と戦没者追悼式

今日も猛暑になったが、朝早く小田原を発った。九段の靖国神社には9時半ころ着いたが、すでに神門から社頭まで10列縦隊の参拝者たちが一杯のため、私は脇から拝礼した。 ついで能楽堂前へ行くと、数十羽の白鳩を手にした人々が、徳川[…]

(9)お伊勢さんの「御白石持行事」奉仕記

(9)お伊勢さんの「御白石持行事」奉仕記

その一 三たび参加・せんぐう館・結団式 今なお「お伊勢さん」と呼んで親しまれる伊勢の「神宮」では、八年余の諸準備を経て本年十月、第62回「式年遷宮」遷御の儀が斎行される(内宮正宮二日夜、外宮正宮五日夜)。それに先立って、[…]