(54)師走の東奔西走あれこれ

(54)師走の東奔西走あれこれ

十二月の和風月名「しはす」(しわす)に「師走」「師馳」の字を充てるのは、法師が檀家に出かけてお経を読むため走り廻るほど忙しい月だから、という俗解が平安後期の『奥義抄』などにみえる。それはともあれ、私も年末近くに東奔西走の[…]

(53)横浜に貢献した岐阜出身の原三渓と野村洋三

(53)横浜に貢献した岐阜出身の原三渓と野村洋三

十二月三日(木)、横浜市本牧三之谷の「三渓園」を初めて訪ねた。午前中雨模様であったが、正午ころ入園し、一人でゆっくり外苑を巡覧するうちに晴れあがり、紅葉が一きわ映えて美しかった。 ついで午後二時ころ、岐阜聖徳学園大学の林[…]

(52)京都産業大学の創立五十周年記念式典と前後の出来事

(52)京都産業大学の創立五十周年記念式典と前後の出来事

はや師走。一年の速さに驚くほかない。「しはす」とは「為し果つ」なすべきことをし終える意、といわれる。けれども、齢のせいか、仕事が思うように捗(はかど)らない。しかし、この数日間、楽しい出来事が続いた。その一端をメモしてお[…]

(51)飛騨高山の現代国民講座と和歌山の「大切なことを学ぶ会」

(51)飛騨高山の現代国民講座と和歌山の「大切なことを学ぶ会」

斐太高校と「光ミュージアム」 十一月十三日(金)、朝早く小田原を発って、JR岐阜で降り、従弟橋本秀雄君の車に乗せてもらい高山へ向かった。下呂を通るころからの紅葉が一際美しい。 正午ころ高山に着き、岐阜県教育懇話会飛騨支部[…]

(50)出雲の古事記セミナーと京都のシニア大学

(50)出雲の古事記セミナーと京都のシニア大学

一遍聖絵展と柳田国男展 十一月に入って、小田原の紅葉も鮮やかに色づきつつある。その三日(火)、快晴に恵まれた「文化の日」(明治節)、家内と藤沢・横浜を訪ねた。 まず藤沢では、時宗の本山「清浄光寺」(通称遊行寺)に詣り、そ[…]

(49)ソロモンの恩人と大垣北高の友人との出会い

(49)ソロモンの恩人と大垣北高の友人との出会い

人生には不思議な出会いがある。まもなく満七十四歳の私にも、重要な意味をもつ出会いが歳の数より遙かに多い。そのうち、最近久しぶりに会った恩人と、本日(10月30日)大きなニュースとなった友人との出会いを略述しよう。 ソロモ[…]

(48)上賀茂神社の式年遷宮と靖国神社の例大祭

十月の中旬も、幸い元気に充実した日々を過ごすことができたことに、感謝したい。 まず十一日(土)は、郷里の岐阜県揖斐川町谷汲で開催された全国育樹祭にお出ましの皇太子殿下奉迎のため帰省予定であったが、後述(十五日)の準備に前[…]

(47)岐阜谷汲育樹祭奉祝・皇太子殿下行啓奉迎に向けて

(47)岐阜谷汲育樹祭奉祝・皇太子殿下行啓奉迎に向けて

今年の第三十九回全国育樹祭は、十月十一日(日曜日)に岐阜県の揖斐川町谷汲で開催される。それに先立って、地元有志の集いが幸い盛大に行われたので、その前後の経緯を感想も含め略記しておこう。 岐阜県谷汲は「全国育樹祭」発祥の地[…]

(46)小田原で二宮金次郎について学ぶ

(46)小田原で二宮金次郎について学ぶ

定年を機に小田原へ移り住んで三年半。幸い健康に恵まれて、今夏もあちこちへ出かけた。しかし、その疲れがたまっていたせいか、久しぶりに痛風を発症して歩き辛いため、六日(日)は出張を止め休んでいた。 すると、近所に住む婿殿(小[…]

(45)松陰先生ゆかりの熊本・萩と正松神社を訪ねて

(45)松陰先生ゆかりの熊本・萩と正松神社を訪ねて

例年にない猛暑の続く最中、吉田松陰先生ゆかりの地を訪ねることができた。その前後の雑事と共に、あらましを略記しておこう。 熊本の菊池神社に家内と参拝 私は昭和四十四年(一九六九)四月四日、大垣市の濃飛護国神社で結婚式を挙げ[…]