(50)出雲の古事記セミナーと京都のシニア大学
一遍聖絵展と柳田国男展 十一月に入って、小田原の紅葉も鮮やかに色づきつつある。その三日(火)、快晴に恵まれた「文化の日」(明治節)、家内と藤沢・横浜を訪ねた。 まず藤沢では、時宗の本山「清浄光寺」(通称遊行寺)に詣り、そ[…]
主筆の所が時々の話題をとりあげ、おもに歴史的・文化的な観点から、日本および日本人の在り方について論評します。
一遍聖絵展と柳田国男展 十一月に入って、小田原の紅葉も鮮やかに色づきつつある。その三日(火)、快晴に恵まれた「文化の日」(明治節)、家内と藤沢・横浜を訪ねた。 まず藤沢では、時宗の本山「清浄光寺」(通称遊行寺)に詣り、そ[…]
人生には不思議な出会いがある。まもなく満七十四歳の私にも、重要な意味をもつ出会いが歳の数より遙かに多い。そのうち、最近久しぶりに会った恩人と、本日(10月30日)大きなニュースとなった友人との出会いを略述しよう。 ソロモ[…]
十月の中旬も、幸い元気に充実した日々を過ごすことができたことに、感謝したい。 まず十一日(土)は、郷里の岐阜県揖斐川町谷汲で開催された全国育樹祭にお出ましの皇太子殿下奉迎のため帰省予定であったが、後述(十五日)の準備に前[…]
今年の第三十九回全国育樹祭は、十月十一日(日曜日)に岐阜県の揖斐川町谷汲で開催される。それに先立って、地元有志の集いが幸い盛大に行われたので、その前後の経緯を感想も含め略記しておこう。 岐阜県谷汲は「全国育樹祭」発祥の地[…]
定年を機に小田原へ移り住んで三年半。幸い健康に恵まれて、今夏もあちこちへ出かけた。しかし、その疲れがたまっていたせいか、久しぶりに痛風を発症して歩き辛いため、六日(日)は出張を止め休んでいた。 すると、近所に住む婿殿(小[…]
例年にない猛暑の続く最中、吉田松陰先生ゆかりの地を訪ねることができた。その前後の雑事と共に、あらましを略記しておこう。 熊本の菊池神社に家内と参拝 私は昭和四十四年(一九六九)四月四日、大垣市の濃飛護国神社で結婚式を挙げ[…]
「地理」を重んじた吉田松陰 吉田松陰という人は、本来的な意味での〝 実学者 〟だったと思われる。決して机上の観念的空想論者ではなく、実地に赴き現物を確かめ、その実感に基づく現実的な計画を立て、その実現に向けて具体的な努力[…]
今年は、大正四年(一九一五)十一月に京都で大礼(即位礼・大嘗祭・大饗儀)が行われてから満百年になる。 この大礼は、明治二十二年(一八八九)制定の「皇室典範」および同四十二年(一九〇九)公布の「登極令」に基づき、初めて実施[…]
御前会議における停戦の御聖断 最近(八月一日)、宮内庁から七十年前の貴重な資料を公開予定と伝えられる。その一つは昭和二十年八月の十日と十四日、戦中最後の御前会議が行われた皇居吹上御苑「御文庫」(防空壕)付属室の映像資料([…]
「地理」を重んじた吉田松陰 吉田松陰という人は、本来的な意味での〝 実学者 〟だったと思われる。決して机上の観念的空想論者ではなく、実地に赴き現物を確かめ、その実感に基づく現実的な計画を立て、その実現に向けて具体的な努力[…]