「皇族数確保」政府案の必要度と法形式
「皇族数確保」政府案の必要度と法形式 京都産業大学名誉教授 所 功 いわゆる「皇族数確保の具体的方策」を実現しようとして、政府案に基づく国会論議がまもなく(今月十七日から)始まるに至った。 これ自体は一歩前進といえよう[…]
主筆の所が最近考えていることを中心に、あれこれと心に浮かぶまま書き綴ります。時事随想拾遺。
「皇族数確保」政府案の必要度と法形式 京都産業大学名誉教授 所 功 いわゆる「皇族数確保の具体的方策」を実現しようとして、政府案に基づく国会論議がまもなく(今月十七日から)始まるに至った。 これ自体は一歩前進といえよう[…]
不可解な「皇室の祀り主は男系男子」論 京都産業大学名誉教授 所 功 現行憲法の第一章に定められる「天皇」は、日本国と国民統合の「象徴」であり、しかも、「皇位は世襲」とされている。 その「象徴としてのお務め」は、大別すれ[…]
「万世一系」の天皇は「皇統に属する皇族」から 所 功 五年前の五月一日は、皇太子徳仁親王(五十六歳)が、「剣璽等承継の儀」により名実ともに天皇の地位(皇位」を「世襲」された。それ以来、今上陛下が父君(上皇[…]
「ご譲位」実現の画期的な意義の再確認 (京都産業大学名誉教授) 所 功 この四月三十日で平成の天皇(現上皇)陛下が譲位(退位)されてから満五年になる。その画期的な意義などを再確認しておきたい。 明治以降なぜ〝終身在位〟[…]
政府案による近未来の皇室像への不安 (京都産業大学名誉教授) 所 功 平成の天皇が満八十五歳で令和の今上陛下に譲位されてから、まもなく満五年になる。折しも政府と国会で、皇室に関する「先送りできない課題」の一つに取り組み[…]
著名な皇統男系論者への疑問 (京都産業大学名誉教授) 所 功 ここにいう著名な皇統男系論者とは百地章氏(国士舘大学客員教授、日本会議政策委員)である。同氏の提言「女性皇族のため『婚姻特例法』を」が「産経新聞」本日(4月[…]
「皇室会議」の現行規定と改正への提案 (京都産業大学名誉教授) 所 功 初めに自明の事実を確認しておこう。 古代から続く天皇は、地位を「世襲」し「象徴」の任務を果たすことが、現行の憲法で求められている。 その皇位を継承[…]
典範改正に必要な皇室の意向確認 (京都産業大学名誉教授) 所 功 戦後の皇室典範は、制定から数十年経つ間に高齢化・少子化が著しく進んだ皇室の現状に適合しなくなった。それにもかかわらず、この法律の改正は難しい。 なぜなら[…]
新設宮家も現存宮家と同一要件で (京都産業大学名誉教授)所 功 戦後の皇室制度は、新「日本国憲法」の原則に従う法律として定められた「皇室典範」(現典範)と「皇室経済法」(経済法)などに則っている。それは可能な限り維持[…]
皇女の敏宮は桂宮家の当主、和宮は将軍家の正室 所 功 「皇女」とは天皇の息女のみを指し、「皇子」と共に天皇から称号(宮号)を賜る。独立した宮家の息女は、内親王であるが皇女ではなく称号もない。 それは、天皇に血縁の最[…]